再びの株価暴落に見る日銀と日経市場の投資家

一瞬で日経平均株価が1000円落ちる…そんな投資家にとっては背筋の凍る光景がまた起こりました。

4/28の日経平均相場は日銀が金融緩和政策に対して現状維持の姿勢を見せたため、その失望でお昼の中断期間から終わりにかけて1000円以上下がるな動きとなりました。

なぜ現状維持が失望を買ったのか。そもそも日銀に対しては1月下旬のマイナス金利以降も追加緩和が市場の投資家から要求されていました。

それに対して追加緩和の言質ともとれる発言があったのが2月の中旬。しかしそれ以降追加緩和をはぐらかしたまま4月の頭に日銀短観で製造業などの足踏みを発表します。

追加緩和をせずにこういった否定的な見解を行った事でこの直後から数日で日経平均は1500円も値を下げる事態に。これに対して更に追加緩和の期待が高まりました。そこからの今回の発表。積もりに積もった追加緩和への期待が失望に変わったのでした。

一方で日銀に追加緩和の意思があるのかは疑わしいとも言えます。去年8月のチャイナショック以降の日本の株式市場は世界のどの市場よりも売買益を重視する所謂「投機市場」となっています。

株価の上下動が激しい割に他国の株式相場へ影響を及ぼさないのがその特徴です。この値動きに対して値が下がった時に「追加緩和」を要求される日銀としてはうんざりしているでしょう。

心の中では「今の日本の相場は投機的すぎて実体経済を反映していない」と言ってしまいたいかもしれません。

しかしそれを口にすればたちまち日本の株式市場の大半を占める海外の投資家の信頼を失い、日経平均株価は大きく下がるでしょう。その代の日銀総裁は戦犯となるわけです。

結局日銀側も不満はあれど口にできない。それを態度として示したのがあの現状維持だったのでしょう。

しかし、今やアメリカが今年初頭の石油危機による株価下落から完全に回復した今、日本はあまりもたもたしているとまた経済後進国という見解になるのではとも思います。

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